歯のぐらつきの原因として最も多いものの一つが、歯周病です。
歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨である歯槽骨が少しずつ溶けていく病気です。
初期の歯肉炎では、炎症は歯ぐきに限られており、骨の吸収は基本的に起こりません。
しかし、歯周炎に進行すると、歯を支える骨が失われ、歯の支えが弱くなることで、ぐらつきが出やすくなります。
現在の歯周病の評価では、
ステージ:重症度
グレード:進行リスク
という考え方が用いられています。
特にステージIII〜IVに相当する重度の歯周病では、
- 深い歯周ポケット
- 歯槽骨の大きな吸収
- 歯の移動
- 噛み合わせの負担
- 二次性咬合性外傷
などが重なり、歯のぐらつきが主な症状として現れることがあります。
歯周病による動揺は、痛みが少ないまま進行することも多いため、「痛くないから大丈夫」と判断しないことが大切です。

